街で君の唄を聞いた
「ッはー…。疲れた…」
お城についた後、部屋まで案内してもらって直ぐベッドに行った。
全身をベッドに預ける。
それと同時に、疲れが一気に体に広がった。
何か一日目ってこんなに長かったっけ…。
寝坊して、踏切に激突して、ここにきて…。
やっぱ宿題やっとけばよかった。
今更、だけど。
それ以外に、あたしは一体何をしたんだ。
コンコン
「…は〜ぃ…」
ガチャ
「…女の子何やからもう少し上品にせやあかんよ?」
「…何だコルクか…」
「俺で悪かったな」
「でー?何か用があるから来たんでしょー?」
「(親父臭いな…)明日の事なんやけど、朝食とったら王室来てや」
「どこにあんのか分かんない」
「ヴィーノが案内してくれたんとちゃうんか?」
「そこまでしてもらってない」
「…あぁ、あれのことがあったからか…。ま、今度俺がしてやるから、安心しぃ」
「……スー…」
「………寝よった。寝たい気持ちは分かるんやけど、せめて風呂に入ってほしいわ…。…おやすみ」
ガチャ