街で君の唄を聞いた
コンコンコン
「ふぁー…?」
頭に少し重みがある。
頭が痛い、のかな。
枕という感覚がなくて、首が若干左側引っ張られてる。
「…スー…スー…」
「んー…?」
そうか。寝ぼけてるかまだ夢の中なのか。
だって隣りに『 ガチャ』
「………お前等…」
あん?ヴィーノの声がする。
今入ってきたのか?
え、無断?
「おい。何してんだこの「ふわー…。あれ?ヴィーノ何してん?」
「呼びに来たんだよ。会議があるからな。ルレイブがレイヒの部屋で見たっつってたからきたものの…。二人仲良ーく寝てるんだもんなぁ?」
「まあそう怒らんといて。別に一緒に寝たくて寝たんやないし、てかレイヒちゃんが先に肩に頭置いてきたんや」
「悪う御座いましたね」
はい。
あたしとコルクは座りながら、隣り合って寝ていました。
あたしがコルクの肩に。
コルクがあたしの頭に。
まぁ要するに恋人同士がやりあうあれですね。
恋人じゃねーッ!!