赤ずきんちゃん×オオカミくん
「スッストーップ!!! ちょ、まてっセロシア!!!」
「・・・ハァ ア、レ アルバ・・・?」
乱射して一息つくと目の前には今にも泣きそうなアルバ
ー・・・んなわけないじゃん あーあ、私はヘタレオオカミにしか縁がないのね
ため息をつきながら弾切れのショットガンを捨てて新たにサバイバルナイフを取り出す
無表情でアルバに投げつけるがギリギリでよけられてしまう
「っこのバカッ!!!」
アルバが手を振り上げてセロシアをひっぱたこうとした
何も武器を持っていなかったセロシアはギュッと目をつぶった瞬間・・-
-ぺちん。
「・・・痛く、ない」
「ホント、バカ・・・ さがしたんだぞ」
軽く頬を叩くと、アルバは涙目で笑いながらセロシアの頭をなでた
「・・私のこと置いていったんじゃないの?」
捜してくれてすごく嬉しいのに本音とは違う言葉が出てしまう自分がすごく恨めしい
きっと御伽噺のお姫様はこういう時助けてくれた王子様に笑顔でありがとう、と素直にいえるのだろう
だが御伽噺のお姫様じゃないセロシアにはそれがとても難しかった
そんな自分がすごく嫌い
もっと素直になれたなら
きっと今アルバに<ありがとう>って言えるのに。
「・・・ハァ ア、レ アルバ・・・?」
乱射して一息つくと目の前には今にも泣きそうなアルバ
ー・・・んなわけないじゃん あーあ、私はヘタレオオカミにしか縁がないのね
ため息をつきながら弾切れのショットガンを捨てて新たにサバイバルナイフを取り出す
無表情でアルバに投げつけるがギリギリでよけられてしまう
「っこのバカッ!!!」
アルバが手を振り上げてセロシアをひっぱたこうとした
何も武器を持っていなかったセロシアはギュッと目をつぶった瞬間・・-
-ぺちん。
「・・・痛く、ない」
「ホント、バカ・・・ さがしたんだぞ」
軽く頬を叩くと、アルバは涙目で笑いながらセロシアの頭をなでた
「・・私のこと置いていったんじゃないの?」
捜してくれてすごく嬉しいのに本音とは違う言葉が出てしまう自分がすごく恨めしい
きっと御伽噺のお姫様はこういう時助けてくれた王子様に笑顔でありがとう、と素直にいえるのだろう
だが御伽噺のお姫様じゃないセロシアにはそれがとても難しかった
そんな自分がすごく嫌い
もっと素直になれたなら
きっと今アルバに<ありがとう>って言えるのに。