赤ずきんちゃん×オオカミくん
黙り込んでうつむいたままのセロシアになんて声をかければ良いか分からない
ーちょい待て・・? コイツ何か勘違いしてないか?
ふと、先ほどのセロシアの言葉を思い出す
多分、置いていったのになんでまた戻ってきたのかとか思っているのだろうか
だとしたら早く誤解をとかねばならない
「あのさ、とりあえず言っとくけど オレお前を置いていったワケじゃないからな?」
「・・・え?」
うつむいていたセロシアがよくわからない、といったような顔でこちらを見ている
こちらに興味を示してくれたのでここで一気にたたみかけることにした
「オレが場を離れたのは、朝飯を取りに言ってたから ほら・・・ってあれ?」
先ほどまで腕いっぱいに抱えていた木の実が一つもない
どうやらセロシアを捜すのに夢中で落としたのに気づかなかったようだ
これでは説得力に欠けてしまう
「・・えと その、木の実を採ったのはホントなんだ でもどっかで落としたみたいで・・・」
しどろもどろに話すとセロシアがポツリ、と呟いた
「ホント、ダメなオオカミよね アルバって」
「なっ!! そ、そういうこと今いu「でも」」
アルバの言葉を遮ってちゃんと正面で向き合って笑った
今なら言える気がした
笑顔で笑って
ありがとう、と。
ーちょい待て・・? コイツ何か勘違いしてないか?
ふと、先ほどのセロシアの言葉を思い出す
多分、置いていったのになんでまた戻ってきたのかとか思っているのだろうか
だとしたら早く誤解をとかねばならない
「あのさ、とりあえず言っとくけど オレお前を置いていったワケじゃないからな?」
「・・・え?」
うつむいていたセロシアがよくわからない、といったような顔でこちらを見ている
こちらに興味を示してくれたのでここで一気にたたみかけることにした
「オレが場を離れたのは、朝飯を取りに言ってたから ほら・・・ってあれ?」
先ほどまで腕いっぱいに抱えていた木の実が一つもない
どうやらセロシアを捜すのに夢中で落としたのに気づかなかったようだ
これでは説得力に欠けてしまう
「・・えと その、木の実を採ったのはホントなんだ でもどっかで落としたみたいで・・・」
しどろもどろに話すとセロシアがポツリ、と呟いた
「ホント、ダメなオオカミよね アルバって」
「なっ!! そ、そういうこと今いu「でも」」
アルバの言葉を遮ってちゃんと正面で向き合って笑った
今なら言える気がした
笑顔で笑って
ありがとう、と。