容姿端麗6人組
「てか、まずは本人に聞いてみりゃいいじゃん。ほらっ!」
「な、何?」
蓮が携帯をいじりながら、言ってきて…。
ほらっ!って言って、携帯を渡してきた。
これ、どういう意味?
「颯先輩の携帯。電話してみれば?」
「え、嘘っ!!何で知ってんの?」
「あれ?言ってなかったっけ。俺と俊の中学の先輩なんだよ。で、部活も同じだったから…、それなりに仲良かったんだ。」
知らなかった……。
だから海の時も、蓮って呼んでたのか。
なるほど……、繋がった。
「じゃあ、番号送って。自分の携帯から、電話する。」
「おう。」
蓮からメールで送られてきて、それを登録。
「今日、学校終わったら…電話してみる。」
「舞、頑張って!!」
怜がニコッと笑いながら、手を握って言ってくれた。
優しい笑顔で、頑張ろうって気になる。
「そういえば、授業。一時間目始まっちゃっちゃってんじゃん。」
俊が携帯で時間を確認して言う。
凄い冷静に。
うわぁー、
普通に話し込んでたら忘れてた。