容姿端麗6人組
夕飯を作るために、キッチンに移動した。
「今から夕飯作るけど、食べないなら帰って。」
「つかさ、いきなり冷たくなってない?」
「そんな事ないよー」
食べないなら、居てもねえ…
どうせ泊まらない訳だし…
「泊まるっ。」
「え、」
蓮のいきなりの宣言。
「つかさの飯、食べたいし。それに明日は休み。」
「あ、そう。別にいいけど…」
でも、蓮だけが泊まるのって初めてかも…
――………
キッチンに立って、30分が過ぎた。
――ギュッ
待ちきれなくなったのか、また後ろから抱きついてきた蓮。
「蓮?」
「やっぱ、つかさイイ匂い♪」
「料理しずらいんだけどなー。」
「向こうから見てると、奥さんみたい。」
「人の話、聞いてる?てか、どう反応していいか分かんないんだけど……」
「反応してくれなくて、いいよーだ。」
ぶーっと頬を膨らませながら、蓮は離れた。