容姿端麗6人組


怜から返ってきた言葉は、予想外。


『無理』


そんな二文字が返ってくるとは……

しかも即答。


「何で無理なの?」

「智のこと、一旦忘れるなんて出来ない。」


もしかして、伝わってない?


「怜。一旦忘れるっていうのは、今だけの話であって。」

「分かってるよ、そんな事。」

「じゃあ、何なのよっ」



































「智にも好きだって言われたのっ!」


































思いもよらない一言。


まさか、智樹まで告白してるなんて……。


「私、しばらく公園で考えてたの。俊のことをどう思ってるかって。そしたら、智が現れて…。」


また、良いタイミングで現れたもんだ。


「それから、家まで一緒に帰ったの。それで、私が悩んでること分かったみたいで、相談にのろうか?って言われた。智に言うのもどうかと思ったんだけど…、智が何て言うかっていうのも気になって。話した。俊に告白されたこと。」

「そしたら?」

「そっか、って。あまりにも素っ気なかったから、悔しくて。俊と付き合うのは良いと思う?って聞いてみた。」

「返事は?」

「お前が俊のことを好きなら良いんじゃないか、って。」
















< 412 / 447 >

この作品をシェア

pagetop