生徒会長の悩み事


さて…


どこの席に着きましょうか…?



私が悩んでいると、近くのテーブルから声が聞こえた




「あ~!!
紅茶の淹れ方なんて分かんねーよ!!

たく…良いよな、女子は!先輩に色々聞けるし


つーか、紅茶の淹れ方なんて恥ずかしくて聞けるわけないじゃん」




…どうやら一年生の男子が紅茶の淹れ方が分からなくて、困っているようです



教えてあげるべきでしょうか?


しかし、私はあまり生徒に好かれていないですし…



うーん…




「紅茶の葉ってどんくらい入れるんだ?


…熱っ!!

お湯の温度高くね!?」




ああ…

見てられません…




「貸して下さい」



私はみるに見かねてそこのテーブルへ行き
ポットと紅茶の葉を手に取った



「「「「「かっ会長!」」」」」



あからさまに驚く一年生の男子


まあ、無理もないですね


私は、あまり他人との交流をしないことで有名ですから…




「紅茶の葉が開く温度は95℃以上です


それ以下の温度では本来、紅茶の持つ美しい色や香りは生まれません


ですから、給湯器に入っているお湯は温度が高くなっているので
気をつけて下さいね」



説明をしながらお茶の準備を着々と進めていく





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