日本女児VS肉食獣
柊葵は何を思ったのか、顔面からその水に突っ込んだけど、水圧に負けてしまった。
「とりあえず、手は出せる?」
ジュババババー
骨っぽい手が出てきた。
僕はその腕を掴む。
「行くよ?」
「…あぁ」
ジュバーッ!!!
「うっわっ」
バサッ
「つ…冷たっ…!!」
柊葵が勢い余ってか、僕に倒れかかってきた。
「……悪い」
「いや…大丈夫…だけど、柊葵はそんなに大丈夫そうじゃ…」
「……いや、俺は…くしゅっ」
あぁ。大丈夫じゃないんだ。
「近くに売店あるから、行こう」
「……おい。お前…」
「?」
「……なんでシャツの下にサラシ巻いてんだ?」
「へ?」