土偶伝説
「誰だ? そんな子いないだろ。お前大丈夫か?」


 どういうわけか、土偶は存在していないことになっていたのだった。



 退院してから、俺はすぐに幼稚園、小学校の卒業アルバムを開いてみたけれど、土偶は何処にも写ってない。他のクラスの友達に訊いても、誰一人として土偶を知っている者はいなかった。

 じゃあ、俺の記憶にある土偶は一体……。
 頭の中に浮かんだ土偶の顔は、薄気味悪い笑みを浮かべていた。
< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

元彼の末路

総文字数/15,161

恋愛(その他)26ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
今まで付き合った元彼を振り返る凛花。 貴方はどの元彼に興味がありますか?
Parting tears ~another story~

総文字数/21,790

恋愛(その他)39ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「Parting tears」から数年後――。  和哉は偶然結麻との思い出の地へ出かけ、そこで知り合った女性に、今まで誰にも話すことのなかった結麻との思い出を語り始める。
悪の姑シリーズ

総文字数/10,024

ミステリー・サスペンス17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
貴方のお姑さんは、どんな人ですか?  現在お姑さんがいない方も、将来こんなお姑さんがいたらどうしますか?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop