雨の日はプラモでも作って
それにな、と。
目線を向けないまま、取扱説明書を睨んだままで、俺は言う。
「どうせ外は暴風雨じゃないか。外出も出来ない。こんな日はプラモデルでも作りながら、家で過ごすのが安全だ」
「晴天でもプラモデル作ってるくせに。ヲタク」
手持ち無沙汰に、そこらにあった模型誌をパラパラと捲る彼女。
「わ、何これ!こんなギリギリサイズの水着着た女の子の人形!信じらんない、やーらしっ」
多分キャンペーン限定フィギュア『1/6姫羅木曜子 ビーチくつろぎver.』の事を言っているのだろう。
限定200体。
定価12500円。
発売発表と同時に予約済みだ。
「馬鹿!変態!気持ち悪い!」
彼女の罵倒を背中に受けつつ、黙々と最終作業に入る。
目線を向けないまま、取扱説明書を睨んだままで、俺は言う。
「どうせ外は暴風雨じゃないか。外出も出来ない。こんな日はプラモデルでも作りながら、家で過ごすのが安全だ」
「晴天でもプラモデル作ってるくせに。ヲタク」
手持ち無沙汰に、そこらにあった模型誌をパラパラと捲る彼女。
「わ、何これ!こんなギリギリサイズの水着着た女の子の人形!信じらんない、やーらしっ」
多分キャンペーン限定フィギュア『1/6姫羅木曜子 ビーチくつろぎver.』の事を言っているのだろう。
限定200体。
定価12500円。
発売発表と同時に予約済みだ。
「馬鹿!変態!気持ち悪い!」
彼女の罵倒を背中に受けつつ、黙々と最終作業に入る。