キミの隣のイケメン君.
試合当日。
前もって杏と親には知らせておいた。
俺にとっては高校初公式試合
寮の部屋で準備をしていると、電話がかかって来た。
杏からだ
「もしもし」
「おはよう。まだ寮?」
外にいるのか、電話の向こうから車の音が聞こえる。
「そうだよ。」
「今から外に来れる?」
外?
「もしかして今こっち来てるのか?」
間があって、小さくうんと頷く声が聞こえた。
「わかった。西門わかるか?」
「わかるよ。」
「そっちの方が寮に近いから。」
電話を切って、杏が待つ西門に向かった。
「杏、おはよう」
門のに寄りかかるように杏が待っていた。
「おはよう、今日は頑張ってよ。リツちゃんと応援に行くからね。」
「ありがと。で、どうしたんだよ?朝早く」
俺がわざと不機嫌そうに言うと、杏はもじもじしながらラッピングされてた小袋を出した。
「俺に?」
クッキーとかお菓子かな?
「うん。」
杏から受け取った。