キミの隣のイケメン君.
「中学生の時、若い女教師に襲われたの保健室で…」

衝撃的だった。

「マジで!?」

開いた口が閉まらない状態になった。

あんなにかっこよかったらあり得ることかもしれない…

「あたしその時サッカー部のマネージャーしてて、部活中だったの。瞬が転んで結構血が出てたから保健室に行ったの。

でも、部活が終わっても帰ってこないし、部員みんなで保健室に行ったら鍵がかかってて、残ってる先生に頼んでスペアキーで開けてもらって中に入ったら…

瞬の上に保健室の先生がいたの。」

なんて言えばいいのか分からなかった。



「もちろんその先生は辞めされられた。瞬はそれ以降、女の子に触れれなくなったの。家族や親しい人以外は…最近は少し治ってきて握手とか程度ならできるようになったみたいだけど。」



「そうなんだ…」



生温かい風があたしたちの髪をなびかせた。



「あたしは佐原くんに何をすればいいの?」

大体の事情は理解出来た。

でもあたしが何をするのかは言っていない

「山崎さんは瞬と仲いいみたいだし、彼が女の子にリラックスして話してるから。」

「そうなの?いつもあんな感じなんじゃあ?」

佐原くんの性格がよくわからなくなってきた

「基本的には優しいよ。でも時々意地悪してくるの。その行動を見せる人は心を許している人だけだから。」

宮城さんが思い出すそうに話した。

「佐原くんっていろいろ難しいこと抱えてんだね」

「うん。山崎さんには瞬の女恐怖症を少し直すのを手伝って。瞬のこと好きなんでしょ?」

「へっ?好きじゃないよ!」

慌てて否定をすると、宮城さんは意地悪そうに笑った。

「“今は”でしょ?そのうち好きになってしまうよ。」

「宮城さんはどうなの?今でも好きなんでしょ?」

そう質問すると、宮城さんの悲しそうな顔になった。

いけないことを質問した!?

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