キミの隣のイケメン君.
杏side


「おはよう!」

教室に入ると友達に挨拶をした。後ろにはちょっと元気のない乃々。

早く忘れればいいな…そんな簡単じゃないか…

「おはよう!ねー聞いた?」

そこそこ仲の良い女の子が寄って来た。確かこの子サッカー部の応援に来てたことがある…

「何かあったの?」

複数の女の子が集まって噂話をしてたみたい。

「サッカー部の期待の新人、佐原瞬くんって知ってるよね?」

佐原くんとのこと秘密にしてた方がいいよね?

「しってるよ。」

聞いたこと見たことあるだけのように答えた。

「昨日、佐原くんと宮城さんが一緒にいるところ目撃されたの!あの2人付き合ってるのかな?」


えっ?リツちゃんと瞬が2人で会ってた?


どうしてかな?もしかして、寄り戻したとか…佐原くんかなりリツちゃんのこと気にしてたし…





「おはよう。」

リツちゃんがいつも通り登校してきたけど、教室の空気が違うのを感じたのかその場で立ち止まった。

「宮城さんって青華の佐原瞬くんと付き合ってるの?」

今さっきあたし話してくれた子が興味津々にリツちゃんに尋ねる。

なんて答えるんだろう?

「付き合ってないよ。中学校が同じだったの」

「そうなんだ。どうして昨日一緒にいたの?」

「久しぶりに会って話してただけ。それ以上のことは何もないよ。」

リツちゃんは集まってる女の子を安心させるようにニコッと笑った。




もしかしたら隠してるかも知れないし、昨日何話してたんだろう?

「リツちゃん。」

席に着いた時話しかけた。

「おはよう!早く席付きなさい!」

担任の先生がタイミングよく入って来た。

仕方がない授業終わったら話そう。




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