キミの隣のイケメン君.

1時間目がやっと終わった。

「杏、屋上行こう」

授業が終わると、すぐにリツちゃんに呼ばれた。

屋上に上がると、暖かくて気持ちがよかった。

「昨日のこと気になってるんでしょ?」

リツちゃんがフェンスに寄りかかって座った。

「えっ?」

「杏、顔に出過ぎ!今さっきすごく不安そうな表情してたし。」

あたしそんなに顔に出るかな?



「昨日、佐原くんと何話してたの?」

率直に聞いた。

あの口ぶりだと付き合ってないはず…

「瞬の様子が気になって。あと瞬の気持ちが知りたかったから」

「佐原くんの気持ち?」

どうゆうこと?告白したの?

「また不安そうな顔してる。別に告白してないから、安心して」

「えっ?」

リツちゃんがお母さんようにあたしをなだめてくれた。

「杏は瞬のこと好きでしょ?素直になって」

にっこりとほほ笑んであたしの頭を撫でてくれた。



素直に…



「瞬があたしの心配ばっかりしてたでしょ?」

まさか治療中(?)の時の会話聞いてたの?

「うん。」

「嫌だったんでしょ?あたしに瞬を取られるんじゃなのかって。」

「うん…」

あれ?あたし…もしかして佐原くんのことが



好き…




「答え見つかったみたいね。もう一度聞くよ。瞬のこと好き?」

「うん。好き」

なぜか涙が出てきた。リツちゃんがにっこりと笑ってくれた。

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