キミの隣のイケメン君.
放課後、リツちゃんと一緒に青華に行くことになった。

「乃々、大丈夫なの?」

さすがにリツちゃんも気づくよね?

「しばらく彼氏いらないって。青華にも行かないって。」

「行けないでしょ?もしかしたら元カレに会うかもしれないし」

リツちゃんはちょっと同情しちゃったみたい。




サッカー部が活動しているグランドに向かうとやっぱりフェンスに張り付くようにいるファン。

「先輩!あの子が佐原くんと一緒にいた子ですよ!」

リーダー各っぽいやたらメイクの濃い女の人が近づいてきた。

「リツちゃん、向こう行こうよ。」

その人が近づいてくるから怖くなってリツちゃんの腕を引っ張った。

「大丈夫だよ」

大丈夫じゃないよ!!


「佐原くんとデートしてたのってあなた?」

やっぱり怖いこの人。

「瞬と会って話ただけですよ。」

「瞬?佐原くんのこと呼び捨てにしてるの?」

さらに怒らせてどうするの!?

「同じ中学校でしたから。」

リツちゃんそれ以上やめてよ!リツちゃんのにっこり笑顔でも絶対許してもらえないよ!

「同じ中学だからって調子に乗らないでね!サッカー部のメンバーに近づかないで!!」

「話すか話さないかは向こうが決めることなのに…」

ぼそりと聞こえるか聞こえないかわからない声の大きさで言った。

り、リツちゃん!?

「もう一度、いいなさい!」

聞こえてたみたい…


その時、違う子がリツちゃんをドンっ押して倒した。

「リツちゃん!?大丈夫?」

「大丈夫だよ。」

立ちあがってスカートに着いた埃をはらった。

「先輩たちは見てるだけで満足なんですか?もし応援してる人に彼女ができたら、その彼女をまたこんなことするんですか?醜いですよ。」

リツちゃんの勢いを止めれることができなかった。

「うるさい!」

今度は囲まれて、倒されたり髪を引っ張られたりしている。



「こら!止めろ!!」
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