キミの隣のイケメン君.

「佐原くん」

練習に戻ろうとしたら聞きなれた声に呼ばれた。

「山崎…」

リツに付いて行ったのかと思ってた。

「あとでいつもの場所で待ってるから。部活頑張って」




やっぱり遅い時間になってしまった。

自動販売機で2本ジュースを買って言った。

「悪い。また遅くなった。」

珍しく耳にイヤホンをしていた。たぶん音楽を聞いていたんだろう。

どんな音楽聞くんだろう?

「はい。これやるよ。」

山崎に買ったジュースを渡した。

「甘そう…」

「悪いかよ」

俺が買ってきたのはココア。

「意外だよね。誰も甘党とか思わなさそう…」

ふふと山崎が笑った。

可愛い…かも


「リツはあれからどうなった?」

「大丈夫だよ。すり傷だけだったから。」

山崎からどうして囲まれたのか詳しく言った。

「そっか…昨日の見られてて攻められたんだ。俺のせいだよな?」

俺がうなだれていると、肩に手を置かれた。

「大丈夫だよ。あたしたちファンルール知らなかったし…」

「俺も知らなかった。」

2人揃ってため息をついた。

いつの間にか肩に置かれてた手はなくなっていた。

「まねすんなよ」

「佐原くんこそ、真似しないでよ」

顔を見合わせて笑った。


本当に面白いやつ



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