キミの隣のイケメン君.

大きな露天風呂もあった。

かすかな硫黄の匂い、湯は少し熱いぐらいでいい気持だった。


「相変わらず食べるの早いですね。」

さぶさぶと優真と奏が湯船の中に入って来た。

優真は空手をしているから、程よく筋肉がついている。奏は最近筋トレをしてるらしく、前より引き締まっているようだった。

「毎日運動してるからな。こうして3人で話すの久しぶり」

優奈と葵は遊びに来たことあるし…

「優奈と葵と違って忙しいからな!」

と威張るように奏が言う。

前より俺への対抗心が強くなってるような…

「寮ってどうですか?ルームメートと居るんですよね?」

奏と違って優真はまじめだな。

よく葵を選んでくれたよな…結構抜けてるし…

「同じ部活のやつだし、面白いやつで飽きない」

「いいですね。」

たわいのない話をした。



「のぼせそうなだから先でる」

俺が先に出ると、2人で何か話始めた。喧嘩してるみたい


GW終わったら、山崎に連絡してみようかな…

でも、呼ぶ理由何にしよう…

女恐怖症のあれを理由にして呼ぼうか?

でも気まずいよな



脱衣所を出た所にマッサージ機があったから試しに座って使ってみた。

気持ちいい…

「瞬兄!」

「わあ!?なんだ優奈か…」

髪が少し濡れている風呂上がりの優奈が隣のマッサージチェアに座っていた。

「なんだってなによ。」

うとつとしてたのに…



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