偽りの結婚
―――3日後
私は帰国したラルフに書斎に呼ばれていた。
帰国するのは夜だと聞いていたのに…
そう、本当は3日目の夜にエドワード、リエナ、ラルフが揃って帰国する予定だった。
しかし、なぜかラルフ一人だけが早く帰ってきたのだ。
今後のことを考えて気持ちを整理したいと思っていたのに…
結局、気持ちの整理どころか3日間悩み貫いてしまった。
ラルフがモルト王国に行ってからというもの、書庫へ行って大好きな本を読んだり王宮の庭を散歩したりと、ゆっくりできたが心ここにあらず。
何をするにしろ、頭の隅でラルフとソフィアの事が気になっていた。
その様子はモニカたち侍女にも気付かれていたようで、元気のない私を励ますように部屋を花で飾ってくれたり、一人の時間をつくってくれたりした。