偽りの結婚



眉をひそめて怪訝そうな表情をする私に、ラルフは事の経緯を話しだす。



「2日目に急な公務が入ってしまってね。それに必要な書類がここにあったから、ロイドを走らせたんだ。その時に、モニカから君の様子を知らせた手紙をもらって知ったんだよ」


ラルフの説明にやっと納得がいった。

今日のサロンの事まで知っているなんて、モニカはラルフに事細かに報告をしていたのだろう。

モニカはラルフにどこまで報告をしていたのかしら…



少し不安になる。

この3日間、自分でも自覚するくらい調子がおかしかった。

ぼーっと考えている時間は長かったし、どこか王宮の人間と接触することを避けていた。


ラルフとの関係やソフィアのことを考えているとまでは分からなかっただろうが、モニカたちも何かを察していたようだった。



< 194 / 561 >

この作品をシェア

pagetop