偽りの結婚
「モニカは他に何と?」
「君の様子が変だと書いてあった。元気がなさそうだから心配していると書いてあったぞ」
おずおずと尋ねた私にラルフは心配しているかのような優しい声で話す。
やっぱりモニカは、ラルフにそこまで報告していたのね。
真面目で思いやりのある彼女らしい行動だ。
「そうですか…モニカたちに心配を掛けてしまって悪いことをしちゃったわ」
モニカたちに心配を掛けたあの時、もう心配を掛けるような素振りは見せないと心に決めていたのに…
思いのほかモニカの行動が早く、またもや心配を掛けてしまう結果となってしまった。
「なぜだ?」
「え?」
一言堅く呟かれたラルフの言葉に、同じく一言で返す。