アイツとあたし。
それからあたし達は、出掛ける準備をした。
「おい!真凜!そろそろ行くぞ!」
「はあい」
あたしの家には車で行くらしい。
あたしは、慶輔に促されて車に乗った。
約30分後……
あたしの住んでいるマンションに着いた。
あたし達は車から降りて、エレベーターへと向かった。
「真凜の部屋何階?」
「9階よ」
あたしがそう答えると、慶輔は“9”と標示されてるボタンを押した。
《チン》
エレベーターが9階に着き、あたしはバッグから鍵を出し、自分の部屋の扉を開けた。