涙が愛しさに変わるまで


あたしは椅子に座りなおして、また仕事を始めた。



「余計なお世話です!もう、戻ってくだ……」



あたしが話してる途中で、今井さんはあたしの向かい側の椅子に座った。



そしてコンピューターを開き、あたしの書類を何枚か奪った。



「ちょっ!いいですよ!」


あたしが書類を奪い返そうと思ったら、ひょいとかわされてしまった。



「俺が手伝いたいだけだからって言ってもダメ?」



「うっ……」



そんなふうに言われたら……断れないよ。



あたしは書類に伸ばしていた手を戻した。



「……じゃあ、お願いします」



< 189 / 244 >

この作品をシェア

pagetop