涙が愛しさに変わるまで
そう言うと満足そうに笑った今井さんが、あまりにも無邪気であたしもついつい笑顔になった。
二人の間には、それといった会話なんかなかったけど今井さんがいてくれただけで楽しかった。
「本当ありがとうございました!」
二人で終わらせたから、以外と早く終わった。
そして今は居酒屋へ向かう、タクシーの中。
「いえいえ。真依ちゃん一人に任せてたら、いつになっても終わんないだろうしね。」
なんて、またいつもの冗談をあたしに言ってくる。
「まぁ……本当は一緒にいたかっただけなんだけどね。」
「はい!?」
動揺したあたしを見てクスクス笑う今井さん。
「冗談だよ。真依ちゃんはこういうの弱いんだね~」