涙が愛しさに変わるまで


へぇ~……そうだったんだ。



確かに佐藤さん綺麗だし、キャバ嬢なんて余裕だろうな。



「あ、そうだ!お礼しなきゃ!」



驚いててすっかり忘れてたけど、佐藤さんになんかお礼しなきゃだよね。



「あぁ。ええよ、なんもせんで。」



「いや!あたしの気がおさまらないので!」



あたしが全力で言ってたからか、また佐藤さんはクスクス笑った。



「笑わないでくださいよ~」



「ふふふっ、ごめんな。真依ちゃんがなんか張りきっとるから。」



口元に手をもってきて笑う佐藤さんは、やっぱり綺麗。



あたしも佐藤さんみたいな綺麗な人になりたかったな~。



童顔だもん……あたし。



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