無口なDarling
「おー美佳」
猛が、私の頭にある雅君の手を振り払うのと同時に、雅君の隣に現れた女の子。
「これ、俺の女の美佳」
女の子の肩にスっと腕を回して紹介する雅君。
「よろしくねー?」
少しギャルっぽいけど、すごいなじみやすい感じの子。
「これが、噂の猛君かー。確かに!イケメンだわ」
ふむふむと何故か納得する。
「・・・」
もちろん無愛想な猛は、美佳ちゃんの方を見ようともしない。
「雅が同じ中学に超イケメンがいるって自慢してたの」
猛があまりにも無愛想だからか、私の顔をみてそう言う美佳ちゃん。
なんか・・・自分の事みたいに照れちゃう。
「じゃあ!コンテストエントリーしといたからな!」
「じゃあね~」
そう言って、雅君と美佳ちゃんは行ってしまった。仲良いな~。
「・・・俺たちも行くか?」
「行くって??」
「なんか食わねーのか?」
ピラっと案内のパンフレットを渡される。
「やきぞば、食いてーって言ってなかった?」
「言った!食べる!食べたいっ」
猛が、一緒に文化祭を回ってくれるなんて!
めんどくせーって言うと思ってたのに!