宝石よりも

公園から出ると、七海がすぐさま喜びの声をあげた。



『仔猫がいる!』



道路の向こう側に、小さな可愛い仔猫がいた。


動物好きの七海は、嬉しそうに駆け寄っていった。


俺と直樹は目を合わせて、やれやれと首を振った、その時。



『危ない!!』



誰か、知らない人の叫ぶ声がして




七海の体が、宙に舞うのが見えた。





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