闇の花~2人の殺し屋~
ラックは意味がわからないという顔をした。



「前にも言ったでしょ。鎖紺は非常にヤバイ。そこらへんの殺し屋とは格が違うの」



「わかってる!お前と冷さんの態度を見ていれば」



「わかっていない!
…それに冷さんから話を聞かなかったの?」



私はてっきり冷さんから話を聞いてるものだと思っていたけど…



「聞いたさ。お前の…過去も」


ラックが目を伏せた。



ほんと、感情が隠せないね。




「なら…どうしてきたのよ」



私はラックを見上げて睨みつけた。



「これは私の問題なの。あなたには関係ない」


「関係ないわけないだろ!」



私の声よりも大きな声でラックが言った。



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