闇の花~2人の殺し屋~
でも目は怒っていなかった。



逆に悲しそうな目だった。



「俺はお前のパートナーじゃん…。危険なことにも1人で突っ込むなよ」



私の肩の上に置いてあるラックの手に力が入った。



「てかなんで俺に話したんだよ。お前の過去を」



「…前に言ったでしょ。私のことが知りたいって。だから…」



今思えば何故だかわからない。



教えてほしいと言われたからって私の過去を教える義理なんてないのに…




「それって遺言みたいじゃん。余計に心配するだろ」



はぁ~とラックはため息をついた。



すると、あることを思い出した。



「あ、私やり残したことあった」



「?」



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