闇の花~2人の殺し屋~
すると劉涯は一気に冷たい顔になる。



そして足元に倒れている死体を一瞥するとそれを蹴り飛ばした。




「だってさ~、仕方ねーじゃんか。女1人に全然敵わないだぜ。

超ダッサイじゃん。俺のスーツもこいつらの血のせいで汚れたし」



劉涯は「あーあ。これ高いのに」っと言いながらスーツを見る。




言葉づかいも態度もさっきとは全く違う。



こっちが、こいつの本性なのかしら?





「まぁ、いいや。また買いなおすから」



そう言いながら劉涯はスーツのジャケットを脱ぎ棄てた。


そして首をポキポキ鳴らす。


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