闇の花~2人の殺し屋~
「ヒース。俺ね、可愛い女の子が好きなの。もちろん君みたいな強くて冷たい子も好きだよ。

そして1番嫌いなのは、僕の
玩具を破壊したり、思い通りにいかないこと。

つまり、君だよ。ヒース」



劉涯は一歩ずつ私のほうに寄ってきた。




「あのまま倒されてたら僕の可愛い玩具になれたのに…。
今の君には“死”しか道が残っていない。

残念だよ。とても残念だ。


でも怖がらなくても大丈夫だよヒース。君は僕の手で殺してあげるから。

そして君の真っ赤な血で
ちゃんと死化粧をして世界から消すから」



まるで子供を慰めるような口ぶり。



でも内容は最低。



そして、あきらかに目が変わった。


最初に比べて…完全にイカレテいる。


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