闇の花~2人の殺し屋~
水晶玉のように真っ直ぐ私を見ている。





劉涯は床に落ちている金属の棒を拾い上げた。




ここから本番のようね。




劉涯はいきなり走り出し、私のほうに思いっきりその棒を振り落とした。




“ガンッ”



私はすかさず避けたが、床が少しへこんだ。


かなり威力はあるみたい。




「私の道は“死”しかないって?残念ね。まだ選択肢はあるわ。

“私が生きる”そして…“あんたが死ぬ”という選択肢がね」


私はフッと笑って、ワイヤーを握った。












私はこんなところ死ぬわけにはいかない。



こんな訳のわからない奴に・・・



そして私の目的を達成するまでは--













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