闇の花~2人の殺し屋~
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“カランッ”



冷のバーの扉が開いた。




「いらっしゃ・・・・」



カウンターでグラスを磨いていた冷の言葉が止まった。





「よッす。久しぶり、冷さん」



「…お前か。ライ」



入ってきたのは裏の世界の格好をしたライ。




「2回目だな。3年前、ヒースのことを聞きに来た以来か」


冷は再びグラスに目を落とした。




「3年…。あれからそんなに経っちゃったんだね」


ライは冷の前に座った。

















「--ねぇ・・・冷さん。これでよかったの?」












ライは、じっと冷を見つめる。



「何がだ?」



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