闇の花~2人の殺し屋~
少しの沈黙が流れた--
「…それでも…俺を助けてくれた。ありがとうございました」
っ!
正直びっくりした。
まさかこの状況を見ても私達にお礼を言うなんて…初めてだ。
「そう…ですか…」
「あっ。ヒースがまた笑った」
ラックが私の肩に手を置いて笑った。
しつこい男…
「そんなことない。冷さんに連絡いれるわ」
ラックの手を払って冷さんに連絡しに離れた。
―――――――――――
ヒースは冷さんに連絡をいれるために俺らから離れた。
相変わらず冷たいなι
「あの…大丈夫ですか?」
角島さんは俺に近づいた。
「大丈夫ですよ。怪我とかは一切してませんから。
…場所を変えましょうか」