霊務
【ヤツらとの戦い!ー20】


「いい気になるなよ
愚民が…

君を殺すことなど
僕の特殊能力
じゃなくても、
可能なんだよ…?」








その霊は
バッと手を前に
突き出した!










「………吹っ飛べ!」









ドン!!!!!!!








勢いよく
礼子は吹き飛び、
廊下の一番奥の壁を
突き抜けた!









これは、
レベル10の
「人間(霊)を
吹き飛ばせる」
能力だ…








「フ……
バラバラに吹き飛んだか

…フハハハ!!」








そこに、
サキ達のグループが
駆けつけた!!









「ハアハア…!
今の何の音だい??


ん……!アイツは!」









サキは、
目の前にいる男に驚き
仲間にストップの合図を
した。








ピアノの霊は
サキ達の存在に気付く。










「おやおや。
これはこれはA棟の
愚民のボスではないか…

わざわざ
死にに来たのか?」








そんな言葉に対し、
サキの部下は息を飲む。








「姉御……
コイツは何者です…?」










サキは身構えながらも
部下に説明をした。








「コイツは音楽室の霊…

死霊を操る
(ネクロマンサー)
の特殊能力を持つ
ネクロだ…」
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