【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

トントン

ん?

「昴…俺は…コレ」

肩をトントンされたと思ったら、紫雲だった。
紫雲が見せてきたのは…家庭科。

「ふっ副教科!?」

まさかの!?

「副教科も、通知表には結構関係あるから」

そりゃそうだけど…
ということは、紫雲は主要教科に苦手な物が無いんだね。

意外に頭いいんだなぁ。

「今、俺が意外に頭いいんだって思ったでしょ」

「うん」

……あ。
しまった。つい、本音が…(汗)

「……昴のいけず」

………なんと可愛らしい怒り方なのだろうか。
『いけず』だなんて。
もうっ可愛すぎるだろうが…っ!!

「…昴?あの…家庭科教え「うん、おっけー!覚え方はね?こうするの。まずここは、脳に必要な栄養素だから、こう考えるの。私達は毎日1食はご飯を食べます。ご飯は炭水化物です。炭水化物には澱粉が含まれています。澱粉は、唾液つまりアミラーゼによってブドウ糖に変わります。ブドウ糖は、脳に必要な栄養素です…ってね?循環させるの。物事を」

「(す…すごい。…まさに頭がいい人が考える…合理的なやり方だ。…俺に…出来るだろうか)なっなるほど…」

紫雲は、昴の説明にイマイチ頭がついていって無かった。



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