【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「羅々、そんな気持ち悪い顔しないでよ…」
つい、心の思いを口にしてしまった。
「昴!お前、羅々のにやけ具合の可愛さがわかんねぇのかっ!!」
何であんたが出てくんのよ。
それから永遠と羅々の可愛さを熱く語るアラタ。
しかも…ジャンルがにやけ顔って…(汗)
「知らないよ」
この話からはやく抜け出したい為、冷めた返事をする私。
「ふざけんなっ!今からでもわかれっ!」
ギャーギャー叫ぶアラタをよそに、私は架唏琉のもとに向かった。
「架唏琉〜…………」
…呼びかけの語尾が、小さくなっていってしまった。
理由は…何故かこの場のみに、雷が落ちそうな雰囲気がするから。
…静電気が見えるから。
架唏琉は私に気付き、
「じゃあ、昴ねぇ…行こうかぁ!!」
何かに訴えかけるように、強く言う架唏琉。
何なんだ…?
私は首を傾げることしか出来なかった。