【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「昴ねぇ〜まずはやっぱり、絶叫系だよね?」
「ええっ!?や「やだ。とか言わないよね?…ねぇ?」
「は…い…(泣)」
ちっ…今日は架唏琉の思い通りに事が進みそうだな。
仕方なく…私達はジェットコースター待ちの列に並ぶ。
どき…
どき…
どさっ…
はっ!?
変な音がし、後ろを見ると…今まで私達の後ろに並んでいたカップル達が倒れていた。
しかも、女の子のみ。
連れの男達は叫ぶさけぶ。
でもなんか…倒れてる女の子達の顔、赤くない?
「ちょっとすみません…」
キラッキラの笑顔で、こちらに近付いてくる苓。
その他生徒会メンバー。
なるほど…これだけ顔がいいと、こうなるわけか。
そして私達の後ろに当然のように並ぶ。
「あ、昴。奇遇ですね?」
いや、え。
「うっ…うん。でも、苓、割り込みしてよかったの?」
私がそう言うと、苓は笑顔を崩さず、
「何言ってるんですか、昴。だって女の子達が譲ってくれるんですよ?人の好意は無駄にしてはいけませんからね」
何故か…あなたの笑顔が『腹黒天使様茅玻琉』に似ている気がするのは、私の錯覚でしょうか…?