【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
時が経てば、必ず順番は回って来るわけで、そのときは…ついに来た。
私は異様にビクビクしてしまう。
「昴ねぇ…大丈夫?」
何食わぬ顔で心配してくる架唏琉に、私は小さく呟いた。
「だっだいじょうぶなわけ…ないでしょうが」
かなり棒読みで。
「ビューンといってギャーっていったらドーンだし、大丈夫大丈夫っ!!」
にっこり笑顔で、嬉しそうにジェットコースターの解説をする架唏琉。
…………架唏琉…君はSの中のSだね…(泣)
それ、私を震え上がらせるための言葉としかとれないよ。
私は架唏琉の一言で、さらにジェットコースターへの恐怖が増した。
くそ。耳…塞いでおけばよかったよ…(泣)