【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
嫉妬?
「おっおいっ!てめぇ、昴の弟だからって許さねぇぞっ…!!」
よくわかんないけど、辰志の顔はみるみる赤くなっていく。
それからギャーギャー言い争う架唏琉と辰志。
2人が争っていると、紫雲が隣に座ってきた。
「嫉妬…だって。なんでだろーね?」
無表情の紫雲からは、何を言いたいのか…その発言の意図が読み取れなかった。
「うん…嫉妬って何にだろうね?」
思っていた疑問を、紫雲にぶつけてみる。
そしたら紫雲は、なんだか切なげな顔をして、
「それは勿論、昴にだよ」
私?私に嫉妬?
どういうこと…?
訳がわからないという顔をする私に、見兼ねたらしい紫雲は、びっくりするようなことを言ってきた。