【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
「だから…えっと、辰志は昴が好きでしょ?だから…無条件で側にいられる『弟』っていうポジションに嫉妬したの」
好きだから、嫉妬?
…なるほど。
でも…弟は、私と血が繋がってるし…
「けど弟とは結婚できないじゃない。そう考えると、他人でよかったんじゃないの?」
私の発言に紫雲は頷き、
「そうなんだ。それに未だに気付かないんだよ。辰志は真っ直ぐだからね。……………俺もだけど」
紫雲は私を真剣な顔で真っ直ぐ見た。
…ん?俺も?
「紫雲、俺もって何?」
私が聞くと、紫雲はほんのり頬を染めた。
「だから、俺も、辰志と同じ…。昴が……好き」
…………へ?