【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
そして何故か、羅々の肩に腕が回って来た。
「キミさぁ〜超可愛いじゃんっ♪」
上を少し見上げると、見たこと無い男子が私達に言い寄って来ていた。
上履きを見る限り…先輩か。
そりゃ見たこと無いわな。
それに繰り返すけど、一応私達入学したばかりだからね。
チラッと周りを見ると、人気はすっかり無くなっていた。
だからか。この人達が私達に近づいて来た理由は。
「お、彼氏連れですか〜?ってか、何で女が居んのかしんねーけど。1年からそういう制度が始まったのか?」
そして…私のほうにも先輩が話し掛けてきた。
「へ〜男なのに超美形じゃん。俺、コイツなら全然いいっ♪」
ニヤニヤしながら、3人くらい居た先輩の中の1人が、私の肩に手を置こうとした。
…―その瞬間。
パシッ
「っ!…いっつ…!!」
私のではない手が、その先輩の手を弾いた。