【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
目で追うと、凄い殺気を放ってる羅々が居た。
本気だ…この目は。
羅々の肩に手を回していた先輩は、既に数十メートル離れたところに倒れている。
また羅々が…やっちゃったよ…(泣)
「てめぇ、昴に触んじゃねぇ。カス!」
私の肩に手を置こうとした先輩の手を握り、捻りあげる。
「うっわぁ!!いっ痛てててっ!痛ぇっ!!」
その先輩は一気に青ざめていく。
「なっ何なんだよ、このアマ…っ!!」
もう1人の先輩が、拳を振り上げた。
でも…
ヒョイ
「うおぁっ!なぁっ!!」
ダーンッ!
「………っい!…く…はっ…!!」
背負い投げ。
流石、羅々。1本!!
すると、手を捻られていたはずの先輩が、私に向かって来た。
「お前!男のくせに、スカして傍観してんじゃねぇぞ!!」
要するに、殴り掛かって来たのだ。