心から好きと言って【完】



気持ち悪い・・・・。




やだやだ・・・・。




無責任の私。




私が康太をこんなにしたのに、




私は逃げたいって思ってる。




また逃げるの?




何からも目をそらして、




だから罰がきたのに。




罰からも逃げたいなんて、




私は弱い。




「ごめ・・・んなさ・・・ぃ・・・」




涙がポロポロと流れる。




「あ?」




「ごめんなさい・・・・」




謝ったってダメなことくらい知ってるよ。




でもね、これしか口から出てこないの。




「留果、謝ることはないよ。留果と俺はこれからずっと一緒なんだから・・・」




「康太・・・ごめんなさい・・・・」



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