光のカケラ
「…なに?また、頼まれたんでしょ、昴に」
大「せーかい。でも、俺意思もあるけどね」
「…帰っていいよ。
あたし強いから心配いらないって昴に伝えといて」
イライラすんな!!
影から守るならどうどうと横にいろよな。
大「いやいや、その頼みは聞けないな。
ちゃんと家まで送るのが俺の仕事」
「あたしこれからハルん家行くから着いて来ないで。
はっきり言ってうざい。
昴に言っといて。
護衛なんかいらない。
今日は、ハルん家に泊まるから心配いらない。
影から守らせんなら、堂々としろよって」
イライラして歩くペースが速くなる自分。
大「何をそんなに怒ってるの?」
あたしは一度足を止めた。
「だってアイツがいけないんだもん。
めっちゃ怒ったような態度とるからいけないんだもん」
あたしはまた歩き出した。