奇妙な世界へのススメ
珍しい人もいるもんだ。
そう思って
"奴"をじっと見たまま
固まっているあたしに
差し伸べられた手が
行き場をなくして
あたしの頭に落ち着いた。
「あ、君、知ってる。」
無意味に頭をポンポンと軽く叩いて
思い出そうとするように
穴があくほどあたしを見てきた。
そう思って
"奴"をじっと見たまま
固まっているあたしに
差し伸べられた手が
行き場をなくして
あたしの頭に落ち着いた。
「あ、君、知ってる。」
無意味に頭をポンポンと軽く叩いて
思い出そうとするように
穴があくほどあたしを見てきた。