Star Dust ~星のカケラ~
「ごめんなさい。私がわがまま言ったから」


「天気(これ)ばかりは仕方がないよ。はい。これ飲んで。温まってくるから」



渡されたハーブティーの香りは、この世界に来て初めての夜、レイが作ってくれたものと同じ香りがした



「おいしい」



カモミールに近いけれど違う、どこかホッとさせる味だ。



「明日のことは朝の天気を見て考えよう」



「了解」「はい」



どうしよう。眠くなってきた



「寝ていいよ。レイと交代で火の番するから」



「で……も」



言いながらもユズの瞼は今にも閉じそうである



「良いから休め。まだ先は長いんだから」



「じゃあ、お言葉に甘えて」



寝袋に包まったユズからはすぐに寝息が聞こえてきた。



「ハーブティーに混ぜただろう」


「バレた?」



「お前の荷物から僅かにアスの香りがした」



眠り薬として有名な薬草だ。



「先は長いからな。先に休むか?」


「そうさせてもらう。時間が来たら起こしてくれ」


「ああ」



こうして1日目の夜は更けていった




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