溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
「俺って、親の精一杯に貯めてくれたお金で音大まで行かせてもらったんだ」
ふっと変わった話題に戸惑いながらも、尚志の目の暖かさとすっきりとしている様子に、何も言わず聞き入ってしまう。
いつもの飄々としている尚志のままだけれど、もっと男らしいような…。
「まあ、小学生の気まぐれで習い始めたトランペットに意外に才能あったみたいでさ。
教室の先生の薦めもあって気付けば音大でトランペット吹いてて。
親は必死で働いて俺の学費を用意してくれてたんだ」
「尚志の両親って…」
「父親は普通のサラリーマン。母親は保育士やってた。
兄貴も大学行ったし、俺が音大行ったり有名な先生にレッスン受けたり…かなり経済的な負担かけたんだ」
ゆっくりと思い出すような話し方は、決して後ろ向きな感じじゃないけれど、どこかに切なさが見え隠れしている。
「俺も必死で勉強してレッスン受けて…トランペットで飯食っていこう…いや…飯食えるって信じてたんだけど、そんなに世の中甘くないんだ。
音大出たって、音楽で生きていける奴ってほんの一握りだし。
…俺には無理だったんだ」
「尚志…」
口調の明るさと反比例した内容に、どう言葉をかけていいのかわからない。今まで、音楽を専門に勉強してきた事をあっさりと聞いていたくらいで、尚志の心情を詳しく探る機会もなかったし…。
「…そう暗い顔するなよ。俺はアマザンで仕事を始めてから…かなり楽しいんだから」
俺や雪美に視線を向けると、尚志は大きく息を吐いた。
まるで肩の荷を降ろすように。
「アマザンの仕事を楽しいと思う自分と闘ってきたんだ…。
もう…降伏したけどな」
「は…?なんだ…?それ」
ふっと変わった話題に戸惑いながらも、尚志の目の暖かさとすっきりとしている様子に、何も言わず聞き入ってしまう。
いつもの飄々としている尚志のままだけれど、もっと男らしいような…。
「まあ、小学生の気まぐれで習い始めたトランペットに意外に才能あったみたいでさ。
教室の先生の薦めもあって気付けば音大でトランペット吹いてて。
親は必死で働いて俺の学費を用意してくれてたんだ」
「尚志の両親って…」
「父親は普通のサラリーマン。母親は保育士やってた。
兄貴も大学行ったし、俺が音大行ったり有名な先生にレッスン受けたり…かなり経済的な負担かけたんだ」
ゆっくりと思い出すような話し方は、決して後ろ向きな感じじゃないけれど、どこかに切なさが見え隠れしている。
「俺も必死で勉強してレッスン受けて…トランペットで飯食っていこう…いや…飯食えるって信じてたんだけど、そんなに世の中甘くないんだ。
音大出たって、音楽で生きていける奴ってほんの一握りだし。
…俺には無理だったんだ」
「尚志…」
口調の明るさと反比例した内容に、どう言葉をかけていいのかわからない。今まで、音楽を専門に勉強してきた事をあっさりと聞いていたくらいで、尚志の心情を詳しく探る機会もなかったし…。
「…そう暗い顔するなよ。俺はアマザンで仕事を始めてから…かなり楽しいんだから」
俺や雪美に視線を向けると、尚志は大きく息を吐いた。
まるで肩の荷を降ろすように。
「アマザンの仕事を楽しいと思う自分と闘ってきたんだ…。
もう…降伏したけどな」
「は…?なんだ…?それ」