溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
「…今朝の記事がきっかけで入籍したの?
彼女…大きく顔が出てたから…」
「いや、フランスに行く前に届けの用意はしてたから。あの記事は予想外だったけどな」
「…そう…。
フランスで、はっきり言われたのにね。
やっぱりショックだな。ふふ…っ。
思ってた以上にしつこいのね…私」
諦めにも似た静かな言葉。想いはまっすぐ濠に向けられて、まるで私の存在を通り抜けていく。
「…雪美の気持ちは…受け入れる事はできないけど、大切な存在だ…」
肩に置かれた濠の手が力強く感じる。
私に安心感を与えるかのように。
「わかってる…あの晩はっきり言われたから…」
苦しそうに顔を歪めてる雪美さんは、それでも綺麗で凜とした雰囲気がある。
『あの夜』っていう言葉が気にならないと言えば嘘になるけれど、そんな私の気持ちなんて小さいものに感じるくらいの張りつめた雪美さん。
きっと、濠に想いは伝えて…濠との間では何かしら気持ちを終わらせる出来事があったんだろう。
私の知らない二人の時間が…。
でも、肩に置かれたままの濠の手から伝わる温かさからは、その二人の時間を心配するなと教えてくれているようで…。
あんなにも、その存在を気にしながら。
濠との親しさに悩んでいた雪美さんを目の前にして、こんなに落ち着いていられるなんて思ってもみなかった。
この部屋に来てから、濠と通じ合わせた想い。
お互いの愛情を確認し合った貴重な時間を経たから…今こんなに濠を信じられるし、雪美さんに対しても気持ちは揺れないし不安にもならない…。
濠への気持ちも負けないって自信もあるから。
たとえ、雪美さんがこんなに綺麗な人でも…。
不安には思わない。
「…長かった。
真田くんを諦められないからつらかったし…長い時間を無駄にしたくない意地もあったのかな…。でも…もう諦めなきゃね。
結婚してくれて、良かった。
この10年…ようやく想い出にできるかな」
「雪美…」
「ふふっ。フランスで、話してからずっと諦めようって思ってたけど…。
ううん、とっくに諦めてたんだけど。
その自分の気持ちをようやく認める事ができたかな」
潤んだ瞳は強く濠を見つめて。
ぐっと涙を耐えてるようで…。
「これからも、よろしくね」
…綺麗な声が…震えていた。
彼女…大きく顔が出てたから…」
「いや、フランスに行く前に届けの用意はしてたから。あの記事は予想外だったけどな」
「…そう…。
フランスで、はっきり言われたのにね。
やっぱりショックだな。ふふ…っ。
思ってた以上にしつこいのね…私」
諦めにも似た静かな言葉。想いはまっすぐ濠に向けられて、まるで私の存在を通り抜けていく。
「…雪美の気持ちは…受け入れる事はできないけど、大切な存在だ…」
肩に置かれた濠の手が力強く感じる。
私に安心感を与えるかのように。
「わかってる…あの晩はっきり言われたから…」
苦しそうに顔を歪めてる雪美さんは、それでも綺麗で凜とした雰囲気がある。
『あの夜』っていう言葉が気にならないと言えば嘘になるけれど、そんな私の気持ちなんて小さいものに感じるくらいの張りつめた雪美さん。
きっと、濠に想いは伝えて…濠との間では何かしら気持ちを終わらせる出来事があったんだろう。
私の知らない二人の時間が…。
でも、肩に置かれたままの濠の手から伝わる温かさからは、その二人の時間を心配するなと教えてくれているようで…。
あんなにも、その存在を気にしながら。
濠との親しさに悩んでいた雪美さんを目の前にして、こんなに落ち着いていられるなんて思ってもみなかった。
この部屋に来てから、濠と通じ合わせた想い。
お互いの愛情を確認し合った貴重な時間を経たから…今こんなに濠を信じられるし、雪美さんに対しても気持ちは揺れないし不安にもならない…。
濠への気持ちも負けないって自信もあるから。
たとえ、雪美さんがこんなに綺麗な人でも…。
不安には思わない。
「…長かった。
真田くんを諦められないからつらかったし…長い時間を無駄にしたくない意地もあったのかな…。でも…もう諦めなきゃね。
結婚してくれて、良かった。
この10年…ようやく想い出にできるかな」
「雪美…」
「ふふっ。フランスで、話してからずっと諦めようって思ってたけど…。
ううん、とっくに諦めてたんだけど。
その自分の気持ちをようやく認める事ができたかな」
潤んだ瞳は強く濠を見つめて。
ぐっと涙を耐えてるようで…。
「これからも、よろしくね」
…綺麗な声が…震えていた。