溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
「大賞とったからには覚悟を決めて仕事に集中しないと、透子がせっかく築いてきた実績も何もかもが無駄になるからな。
当分は俺は二の次になるってわかってるし」
「あ…あぁ…そう…」
わかってるし覚悟もしてる。
この授賞式会場につめかけてる著名な建築家の顔ぶれを見てもただ事じゃないってわかる…。
ようやく大賞の重みとか責任を実感する。
「でも、濠を二の次になんてしないよ」
「ふふん…。ま、俺も協力するから透子は仕事を 頑張れ。
相模さんも期待してたしな」
「うん…ありがと」
初めて聞く濠の気持ちかもしれない。
今まで私の仕事に関しては何も言わずにいてくれたから、反対はしていなくても私に向いてるって思ってないんじゃないかと思ってた。
「透子、相模さんが呼んでる」
慌てたような喬の声に驚いて周りを見回すと、会場の真ん中辺りで相模さんが手招いている。
「隣、協会長だな。
挨拶させられるんじゃないか?」
喬の小さな声に反比例して、緊張の度合いは大きくなっていく。
大賞をとって以来、その事も大きな出来事だけどそれ以上に気持ちが傾いていた濠との事…。
濠の想いに一人勝手に悩んでいたせいで、今この場に来てようやく、自分の置かれてる立場に気付いて…はっと目が覚めた気がする。
「挨拶か…苦手なんだけど…」
本当…何も考えてなかった。
会場に入る前は何となく受賞の挨拶は考えていたけれど、仁科さんと話をしてからは気持ちが落ち着く事もなくて…って言い訳か…。
とにかく協会長にはちゃんと挨拶しておかないといけない…。
濠にもその事を伝えようと振り返ると
「あ、真田くん、そろそろ時間だから来てもらえる?」
濠の隣には、少し焦り気味の雪美さんがいて…濠をどこかに連れて行こうとしていた。
今日の授賞式の責任者である濠が必要とされるのは当たり前で、同じく授賞式の担当である雪美さんが濠の側にいても全く自然な事。
なんだけど…。
やっぱり心は平気じゃない。
雪美さんが当たり前に過ごせる濠との時間につらい気持ちは隠せないな…。
当分は俺は二の次になるってわかってるし」
「あ…あぁ…そう…」
わかってるし覚悟もしてる。
この授賞式会場につめかけてる著名な建築家の顔ぶれを見てもただ事じゃないってわかる…。
ようやく大賞の重みとか責任を実感する。
「でも、濠を二の次になんてしないよ」
「ふふん…。ま、俺も協力するから透子は仕事を 頑張れ。
相模さんも期待してたしな」
「うん…ありがと」
初めて聞く濠の気持ちかもしれない。
今まで私の仕事に関しては何も言わずにいてくれたから、反対はしていなくても私に向いてるって思ってないんじゃないかと思ってた。
「透子、相模さんが呼んでる」
慌てたような喬の声に驚いて周りを見回すと、会場の真ん中辺りで相模さんが手招いている。
「隣、協会長だな。
挨拶させられるんじゃないか?」
喬の小さな声に反比例して、緊張の度合いは大きくなっていく。
大賞をとって以来、その事も大きな出来事だけどそれ以上に気持ちが傾いていた濠との事…。
濠の想いに一人勝手に悩んでいたせいで、今この場に来てようやく、自分の置かれてる立場に気付いて…はっと目が覚めた気がする。
「挨拶か…苦手なんだけど…」
本当…何も考えてなかった。
会場に入る前は何となく受賞の挨拶は考えていたけれど、仁科さんと話をしてからは気持ちが落ち着く事もなくて…って言い訳か…。
とにかく協会長にはちゃんと挨拶しておかないといけない…。
濠にもその事を伝えようと振り返ると
「あ、真田くん、そろそろ時間だから来てもらえる?」
濠の隣には、少し焦り気味の雪美さんがいて…濠をどこかに連れて行こうとしていた。
今日の授賞式の責任者である濠が必要とされるのは当たり前で、同じく授賞式の担当である雪美さんが濠の側にいても全く自然な事。
なんだけど…。
やっぱり心は平気じゃない。
雪美さんが当たり前に過ごせる濠との時間につらい気持ちは隠せないな…。